【ネタバレレビュー】『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2第1話「息子には息子を」

文:ルイス(Read in English

訳:スナイダー・オリビア

スコア:80点

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のファンがずっと待ち続けたシーズン2のプレミアエピソード、「息子には息子を」がやっと放送されました!!!第1話を観てから早速、続くエピソードではワイルドで強烈なストーリーが待っていることが明かだった。ジョージ・R・R・マーティンの小説『炎と血』に基づくこのシリーズは、原文から少し内容を変えていても印象的なところはしっかりキープしている。原文に書かれている者と比べると、シリーズの登場人物の残酷で悪賢い行動はどっちかというと落ち着いている方だが、ストーリーの本質はしっかり残っている。

このプレミアは、シーズン1の衝撃的なフィナーレに起きた出来事の直後を描いている。最初から、登場人物は皆いちかばちかの戦いをしていることが明らかだ。ストーリー自体は心を打つ内容に集中し、子供が命を失った後の嘆きとそのインパクトを深く描いている。過去に放送されたエピソードに比べると、このプレミアはあまり戦いやバイオレンスを見せないことで少しショック感は減っている気もするが、『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフに適している強烈な印象はちゃんと残している。

原文から変更があっても、このシリーズは『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界に新風を吹き込んでいる。『スター・ウォーズ』のスピンオフシリーズ『アコライト』のような正直がっかりするシリーズに比べると、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はファンの中で大好評だ。俳優達は素晴らしい演技を見せ、各キャラクターのニュアンスや性格、動機等を深く理解し、ストーリーに深さを加わっている。このプレミアの最後のシーンは少し地味だった気もするが、新シーズンの始まりとしては良い感じだ。次に翠装派はどう動くか、ワクワクする。

第1話復習(ネタバレあり)

第1話は北のスターク家で幕を開ける。黒装派はレイニラ女王へのサポートを集めるため、スターク家を訪れる。派遣されたレイニラの長男ジャセアリーズ(以下ジェイス)は、王位に対するスターク家の忠誠の誓いについて強く念を押すが、クリーガン・スタークはそう簡単には忠誠を誓わない。だがジェイスの弟、ルケアリーズ(ルーク)が殺害されたニュースが北へと届き、それを聞いたクリーガンとジェイスは現状の重大さを一瞬で把握する。

ドラゴンストーンでは、デイモンとレイニスはぶつかり合う。戦士のメンタリティーを持つデイモンは早急な報復を求めるが、一方冷静で賢いレイニスは直接なアクションよりも用心の方を勧める。デイモンは一緒にドラゴンに乗って攻撃することを命令するが、レイニスはクールに「あなたは王ではない」と答え、デイモンを反論する。

「海蛇」と呼ばれるコアリーズ・ヴェラリオンも一瞬登場し、海賊の攻撃から助けてくれたアリンという船乗りと会話をする。シーズン1での見覚えがないため、この救助は一体いつどこで起きたのでしょう...?

キングズランディングでは、エイゴンは若き息子を軍議の集まりに連れて行くため、長男ジェヘアリーズを探す。翠装派の会議では戦争戦略と家族内の争いが混ざっている。幼いジェヘアリーズは会議中に王位の財務顧問であるタイランド・ラ二スターの邪魔をし、彼を怒らせる(一番お金持ちの味方を敵に回すべきではないが...)。アリセントは明らかに自分の無謀な息子二人に対して不満を抱いている。その間、王の手として活動するアリセントの父オットーは、娘の権威を弱体化しながら孫であるエイゴンを操り続ける。

ストーリーのさらに不吉な出来事は、ラリス・ストロング(足フェチのキモイやつ)がまた登場すること。反逆者を次々と処刑し、女王のスタッフの中に自分の支持者を侵入させることで、彼はこっそりと権力を強めている。オットーの策動に対するアリセントの不快感を考えると、ラリスのコソコソした行動もいつか悪い影響を幅広く残すでしょう。こいつをリトルフィンガーの『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』版に例えてもおかしくない。

レイニラが海岸で息子が乗っていたドラゴンの羽の欠片と、ルークが着ていたマントを発見する瞬間は悲痛なシーンだ。息子の死を確認できたレイニラの心は仇討ちへと方向を変える。彼女の「エイモンドを殺したい」気持ちは、次に起きる出来事の基を作る。

「白蛆」と呼ばれるミサリアも再び登場する。封鎖で捕まった彼女は、デイモンの元へ戻される。デイモンは取引を申し出る:レッド・キープ(赤の王城)に侵入する貴重な情報と代わりに、彼女を自由にさせる。ここで「ブラッド」(血)と「チーズ」と呼ばれるキャラクターが登場する。二人は白蛆の情報を使い、ネズミを捕る係りの人に変装して城の中へと侵入する。彼らのミッションは簡単だ:エイモンドを殺すか、その他の王家の息子を一人殺す。

エイモンドは見つからないが、エイゴンの妹と妻であるヘレイナと二人の子供たちは寝室で発見される。ここで状況は酷く悪化する。双子のジェヘアリーズとジェヘイラのどっちが男か分からないブラッドとチーズは、どっちが男か指し示せとヘレイナに命じる。『ゲーム・オブ・スローンズ』のレッド・ウェディングに近い野蛮なシーンで、ブラッドはエピソードの前半で軍議の会に参加していた子供、ジェヘアリーズの首を切り落とす。このシーンはショッキングな一瞬だが、『炎と血』に書かれている原文ほど残酷ではない。小説のブラッドとチーズは、ヘレイナにどちらの子供を殺すか無理やり選択を迫るが、逆にヘレイナが選ばなかった子供の方を殺し、その結果ヘレイナと生き残った子供は大きなトラウマを受ける。

娘を抱いて寝室から必死に逃げるヘレイナは、母アリセントの部屋へと逃げて行く。だが彼女がドアを開けた瞬間、アリセントはベッドでクリストン・コールとちょうどセックスをしている最中だ。

最後に

「息子には息子を」は、シーズン2の素晴らしい始まりとなった。嘆き、忠義、敵討ちのテーマを分析しながら、これから起きる争いの舞台を準備している。特にあるキャラクターの残酷な行動や知能に関しては小説からの違いは大きいが、これらの変更は決してマイナスにはなっていない。

過去に放送されたエピソードに比べると確かにショックやバイオレンスのレベルは下がっているが、相変わらずパワフルで印象に残るドラマチックなストーリーを描いている。俳優それぞれの演技力はトップレベルで、各キャラクターを演じるために努力している。これから広がっていくストーリーの将来の内容に興味津々だ。次に放送されるエピソードが待ち遠しい。

このエピソードを80点と評価することは正しい気がする。このプレミアは今後の展開の土台を作る堅実な一話だが、より良く出来上がっているエピソードも見てきているうえ、このシリーズはこれ以上のクオリティを秘めていることも知っている。どっちにしろ、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は週末のハイライトであり続けている。

写真提供:HBO

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